移民相「外国人バックパッカーの参加者はビザ取消」
12月25日のクリスマス・デーにシドニー東郊のブロンテ・ビーチで大勢の若者が肌を触れ合ってパーティを開いたため、警察が出動して解散させる騒ぎになった。
この事件を受けて、ブラッド・ハザードNSW州保健相が「社会のことを考慮しないとんでもない行動だ」と非難していたが、アレックス・ホーク連邦移民相が、「パーティに参加していた外国人はビザを取り消す」と発表している。
12月29日付ABC放送(電子版)が伝えた。
2020年初め、コロナウイルスが猛威を振るい始めて社会規制が敷かれたが、ボンダイ・ビーチ周辺でバックパッカーらがダンス・パーティを開き、大勢がコロナウイルスに感染した事件がある。
ブロンテ・ビーチのパーティには外国人旅行者が大勢参加していたとされており、ホーク移民相は、「短期ビザでオーストラリアに滞在している者が、12月25日のブロンテ・ビーチの騒ぎを含めて元旦までのお祭りの時期に公衆衛生命令に違反した場合、政府はビザを審査し直す」と発言している。
ホーク移民相が2GB AMラジオ放送で語ったもので、「あの事件には驚いた。移民法によれば、公衆の安全衛生を脅かす者のビザを取り消すか、無効にすることができる」としている。
12月25日にブロンテ・ビーチ地域で有効なコロナウイルス規制では、ノーザン・ビーチーズ地域外での集会は100人を超えないこととされており、ノーザン・ビーチーズ北地区では戸外でも2人以上が集まることはできない。
ホーク移民相は、内務省職員に通達し、「NSW州当局と協力し、違反者を取り締まるよう。もし、違反者がいれば、連邦政府がビザを審理するよう」指示したと語っている。
■ソース
Backpackers partying at Bronte Beach in breach of NSW COVID restrictions face deportation