州立学校の新学期始業式を2週間延期
1月9日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府の発表として、1月8日午後8時までの24時間に37,951人を検査し、新たに18,000人がコロナウイルス陽性と判定されたことを伝えている。
また、陽性者の急増に、州立学校新学期の始業式を2週間延期することを伝えている。
同日の記者会見で、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「QLD州のオミクロン感染者は1月下旬にピークに達する見込みだ」と語った。
また、18,000人の新陽性者のうち、4,320人は自己検査の迅速抗原検査(RAT)陽性結果だったとしている。
QLD州では、16歳以上の成人の2回の完全接種立は87.67%、1回だけの接種も加えると91.1%に達している。また、402人がコロナウイルス感染症で入院しており、そのうち22人がICUに収容され、そのうち5人が酸素吸入装置を着けている。っまた、現在80,563人がアクティブ感染者になっている。
パラシェイQLD州首相は、「現在の陽性者発生件数を基に今後の変化を予測すると、オミクロン株感染者数は1月最後の1週間から2月初めの1週間あたりでピークに達すると予測されている。そのため、州立小学校と高等学校の新学期始業式を2週間延期する」と語っている。
パラシェイ州首相は、「モデリングは状況の変化に伴って変化するが、現在の予測では、NSW、VIC両州はQLD州よりも早く感染ピークを迎える」と語っている。
また、ジョン・ジェラード主席医務官は、「今後何週間かの間に何千人もの感染者が出る。そのため、州民にはコロナウイルス予防策を備えたキットをまとめておいてもらいたい」と呼びかけている。
パラシェイ州首相は、「オミクロン感染のピーク時期の1月24日に児童生徒を学校に登校させるというのは望ましいことではないため、始業式を2月7日に延期する。ただし、11、12年生については1月31日より在宅授業で開始する」と語っている。また、この措置に伴い、2022年の学校年度末を12月9日から12月16日に移動するとしている。
グレース・グレース教育相は、「政府はこのシナリオに合わせた日程編成をずっと前から練ってきていた。この変更は初等中等のすべての学校や保育所、私立学校にも影響がある。この時期、11年生と12年生を除き、学期が延期されるため、11年生、12年生を除き、在宅遠隔授業は行われない見込みになっている」と語った。
■ソース
Queensland records 18,000 new COVID-19 cases, school start date delayed for two weeks