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QLD州、新たに20,566人が陽性、1人死亡

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州主席医務官「入院患者相当な速さで増加」

 1月11日付ABC放送(電子版)は、QLD州で1月10日午後8時までの24時間に20,566人がコロナウイルス陽性と判定され、1人が死亡したことを伝えている。

 ジョン・ジェラード主席医務官は、「州の病院で治療を受けているコロナウイルス感染者はかなり急激に増えており、今後2,3週間のうちに相当な数になることが予想される」と発言している。

 1月10日より5歳から11歳までの児童の接種も始まっており、10日には6,500人を超える児童が州運営のクリニックで接種を受けた。

 QLD州では現在コロナウイルス感染症で502人が州立病院に入院しており、そのうち27人がICUに収容され、6人が酸素吸入装置を着けている。

 イベット・ダース保健相は、「亡くなったのは70代の男性で、高齢者介護施設に入居しており、基礎疾患があった」と発表している。また、「今日の新感染者、陽性判定は一部民間臨床検査クリニックからの数字も含まれているが、そちらは昨日の統計に含まれていなかった分だ」と語っている。

 また、「現在、アクティブ感染者は109,524人になっているが、かなりの感染者が検査結果を報告せず、あるいは検査を受けに来ないことが考えられ、実数はもっと大きいと思われる」語っている。

 さらに、「QLD州小児病院では児童12人が治療を受けており、1人はICUに収容されている」と発表している。

 ただし、ジェラード主席医務官は、「ICUに収容されているコロナウイルス患者が27人で酸素吸入装置を着けている患者は6人のみというのはワクチンが重症化を防いでいることを示すものだ。これがどういうことかというと、パンデミックが始まった頃、私はダイアモンド・プリンセス・アウトブレークに対処するため東京にいた、あのクルーズ船では700人がコロナウイルスに感染し、そのうち30人以上がICUで酸素吸入装置をつけていた。現在のQLD州では10万人以上が感染しているが、ICUに収容されているのは27人に過ぎない。ワクチンの有効性を示している。たとえ感染してもワクチンは重症化を防ぎ、入院する事態を防いでいる」と語っている。

 ただし、現在も入院患者は増えており、1月9日の419人から10日午後7時の502人に増加している、と語っている。
■ソース
Queensland records one COVID-19 death and 20,566 new cases as hospitalisations rise ‘fairly rapidly’

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