RAT自己検査陽性報告義務制発足当日から
1月12日付ABC放送(電子版)は、この日朝からNSW州では個人で迅速抗原検査法(RAT)を使って検査した場合でも、陽性判定が出ればService NSW appを使って報告する義務が定められている。その制度開始8時間でコロナウイルス新陽性者が53,000人に膨れ上がったと伝えている。
同日午前9時から制度が起動しており、報告する場合には、スマートフォンやタブレットでService NSW appを開き、COVID-19 Resourcesを開き、さらにRAPID ANTIGEN TESTINGの下のRegister a positive test resultを開き、入力するようになっている。
その即日に53,000人を超える市民がRAT検査陽性結果を報告している。
ビクター・ドミネロ・カスタマー・サービス担当相は、「新規則に従って、53,909人が陽性判定を報告した」と語っており、1月12日からだけでなく、政府は、1月1日から同月11日までにRAT検査で陽性判定が出た者も同appまたはウエブサイトを通じて報告しなければならないとしている。
ドミネロ大臣は、「53,000人のうち、約3分の2にあたる34,249人は過去7日間に感染しており、残る3分の1は1月1日からの感染者ということになる」と語っている。
報告義務違反者は最高$1,000の罰金が科せられるが、1月19日までの1週間は猶予期間として罰金などの処罰が免除される。
また、ケリー・チャント主席医務官は、「21人の死者のうち7人は9月から1月11日以前に起きており、検視法廷の決定を待って統計に加えられた」と語っている。
その結果、1月12日に報告された新陽性者は133,411人の検査で34,759人となっている。
ペロテー州首相は、「州人口のうち、最低1回の接種をしている者は95%にのぼっている。また、ICUに収容されている患者は未接種者がずば抜けて多いことになる。未だワクチン接種を受けていない人は直ちに受けてもらいたい。また、1回だけの人は2回目を受けてもらいたい」と語っている。
チャント主席医務官は、「12月初めにはオミクロン株感染者はICU収容者の10%だったが、現在は67%にのぼっている」と発表している。
■ソース
NSW records 53,000 COVID infections from rapid antigen tests in less than eight hours