ペロテー州首相「感染者の伸びが抑えられて喜ばしい」
ICU収容は191人
1月16日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、新たに34,660人が陽性と判定されたことを伝えている。
ドミニク・ペロテーNSW州首相は、「新感染者の伸びが急上昇を続けなかったことは喜ばしいことだ」と語っている。
同時に、「それでも、今後2,3週間は、オミクロン・ブレークで医療制度などに厳しい重圧が続くと思われる」と警告している。
NSW州の新感染者数は1月14日には63,000人という水準にあり、そこから急減して34,660人になっているが、これまでのコロナウイルス感染が高水準にあったのは、新たに$1,000の罰付きでRTA検査陽性登録義務化を発表し、1月1日に遡って登録するよう勧められたことから、実際の1日の発生数を数倍する陽性者登録が集中してきた。
また、ブラッド・ハザード保健相は、州北部に低接種率の地域があり、今後、その地域に完全が広がった時に厳しい事態に発展する可能性があると語っている。
1月15日午後8時のコロナウイルス感染入院者数は前日より74人増えて2,650人、ICU収容者は191人となっている。
また、34,660人のうち、13,682人が迅速抗原検査(RAT)検査、20,978人がPCR検査で判定されている。
ハザード保健相は、「感染力の強いオミクロン株対策にも従来のワクチン接種は依然として最善の対策だが、NSW州北部海岸に近いリズモアは接種率も低いことが気がかりだ。今週のある日、リズモア病院のICUに収容されていた6人のコロナウイルス患者は全員が未接種だった。それよりはっきりした事実があるだろうか。州民全体へのけいこくになっているのではないか」と語っている。
■ソース
NSW records 20 deaths from COVID-19, 191 people in intensive care