今日から学校も対面授業で新学期始まる
2月1日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州政府の発表として1月31日午後8時までの24時間の検査で12,818人が陽性と判定され、また30人がコロナウイルス感染症で死亡したことを伝えている。
死者1人は30代の男性で、既に2回のワクチン接種を受けており、顕著な基礎疾患もなかった。
現在、NSW州では2,749人がコロナウイルス感染症で入院しており、そのうち183人がICUに収容され、そのうち70人が酸素吸入装置を着けている。
ケリー・チャント主席医務官は、「死者は21人が男性、9人が女性。年齢では、30代が1人、50代が1人、70代が5人、80代が19人、90代が4人隣っている。また、5人はブースターを含めた3回の接種を受けており、19人は2回の接種、6人はまったくの未接種だった」と述べている。
さらに、「65歳未満の2人のうち、30代の男性は2回の接種は受けていたけれどブースター接種を受けておらず、基礎疾患もないのに死に至っている。このことからもブースター接種の大切さが分かると思う。また50代の女性はまったくの未接種の上に基礎疾患があった」と語っている。
地域的には、シドニー都市圏南西部で8人、インナー・ウェストで4人、南部で3人、西部で3人、北部で2人。シドニー都市圏外で、シェルハーバー地域で2人、ツイード・ヘッズ地域で2人、ダボで1人、中部海岸で1人、ハンターで1人、南部海岸で1人、中北部海岸で1人、中部海岸で1人となっている。
新陽性者のうち、7,913人は迅速抗原検査(RAT)で陽性判定が出ており、36,000ほどが受けたPCR検査で4,905人が陽性と判定されている。1月中旬にService NSW appにRAT検査陽性判定を登録する機能が追加され、陽性登録を怠った場合には最高$1,000の罰金が科せられるようになってから258,867人がRATで陽性と判定されている。
チャント主席医務官は、「ブースター接種資格のある人口の44.7%がブースター接種を受けているが、もっと速く接種率が上がるよう期待している」と述べている。
2回目の接種から3回目のブースター接種までの期間は、以前は6か月だったが、オミクロン株の蔓延に4か月に短縮され、NSW州などは1月からこれを3か月に短縮していた。しかし、1月31日に連邦政府により全国一斉に2回目とブースターの間は3か月と定められた。
■ソース
NSW records 12,818 new COVID-19 cases and 30 deaths as students head back to school