2月25日より高リスク条件除いてマスク着用が任意化
2月25日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州で2月24日夜までの24時間にRATで4,774人、PCR検査で2,809人、合わせて7,583人がコロナウイルス陽性と判定され、6人が亡くなったと報じている。また、コロナウイルス入院患者は1,144人、うち64人がICUで治療を受けており、うち28人が酸素吸入装置を着けている。
死者の内訳は、男性5人、女性1人で、5人はシドニー都市圏南西部、1人は州北部のノーザン・リバーズ地域在住者だった。また、50代1人、70代が1人、80代が4人となっている。NSW州保健局は、「50代の男性は2回の接種を受けていたが重篤な基礎疾患があった。また、66歳以上の死者のうち、2人はブースターを含む3回の接種を受けており、3人は2回の接種を受けていた」と発表している。
NSW州の接種状況は、16歳以上の53.1%がブースターを含めた3回の接種を受けており、州保健局は、「2回目の接種を3か月以上前に受け、いつでもブースター接種を受けられる人の57%に相当する」と発表している。
また、この日より、マスク着用義務が大幅に緩和され、公共交通機関、航空機内、空港屋内、病院、高齢者・障害者介護施設、刑務施設、1,000人以上の観客が入る屋内音楽フェスティバルのみ従来通りのマスク着用が義務づけられている。また、客と接することの多い小売り部門の従業員は、健康弱者客の利用を考慮し、マスク着用が奨励されている。
また、音楽フェスティバルの入場者2万人の上限は停止され、歌唱・ダンスも認められる。
2月28日より、高校では生徒・教職員ともマスク着用義務が停止される。一方、小学校・保育施設の職員は3月7日までマスク着用義務が続けられる。
■ソース
NSW records 7583 new COVID-19 cases, six deaths as mask restrictions ease