Go! ワラビーズ in Japan
インタビュー:バーナード・フォーリー選手
クボタスピアーズ船橋・東京ベイのバーナード・フォーリー選手を訪ねた。
フォーリー選手と言えば、試合中の冷静沈着さからアイスマンの異名を持つが、実は、優しく、温かく、輝く笑顔の持ち主であり、日本語ジョークまで飛び出す陽気な男だ。
コロナ禍での異国生活については「特に不便や不安を感じることはないです。幸運なことに私はコロナに罹ることなく、健康でいられている。(出入国が簡単ではなく)家族や自分の愛する人に思うように会えないけれど、その分、国内での移動制限が解除された時に、日本をゆっくり堪能することができました」と前向きだ。
一方、帰国時に意外な写真をSNSに掲載していた。「乗っているトラクターはクボタ製です。クボタは乗りやすいですよ。欲しいな。貰えないかなあ」と自社製品の宣伝も忘れない。
彼の快適な日本生活を支えているのはチームの仲の良さもあるかもしれない。「ハル(立川理道選手)が誘ってくれたので、一緒にサーフィンに行きました。ボンダイ・ビーチの近くに住んでいたのに、あまりやっていなかったので……。もっとやっておけばよかったと思いました」。ゴルフについては「好きです。でも、ラグビーもちゃんとやっていますよ」と笑いながら、「楽しむだけでなく、オフなど時間のある時にできるアクティビティーであり、リカバリーの意味もあります。共にラウンドする仲間と切磋琢磨できるものでもあるので」と、一瞬、勝負師の顔になっていた。
今年からリーグワンとして生まれ変わる日本ラグビー・リーグについては、「ファンの人たちが誇れるような魅力的でエンターテイメント性のあるラグビーをしたいと思っています」と力強く語ってくれた。活躍を心から期待したい。
最後に、コロナ禍での対面取材に応じてくれたバーナード・フォーリー選手を始め、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ広報の岩爪航氏、通訳の平井一敏氏に深く感謝申し上げたい。
このコラムの著者
山田美千子
ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること。