●今月のお悩み●
ドライバー・ショットでプッシュ・アウトしてしまう時に、あまりランが出ずに飛距離をロスすることがあります。真っすぐなショットが打てるようアドバイスをお願いします。(美樹さん=ゴルフ歴10年)
しゅり先生のワンポイント・アドバイス
ベテランの美樹さんのお悩みのプッシュ・アウトするショットですが、早速スイングを拝見すると、バック・スイングからフォローにかけての体重移動があまりできてないようです。
アドレスからバック・スイングのトップまでの動きでは体重が移動されていてとても良いのですが、ダウン・スイングから両足が踏ん張ってしまっています(写真3)。
バック・スイングのトップから腕と手が先に下りてきてしまうと体重移動が難しくなりますし、手打ちスイングではクラブ・フェイスの上にボールが乗る時間が少ないため、シャフトがしならないので飛距離が出ません。
バック・スイングのトップから右足のかかとを上げる、または右の膝を左の膝に近づけるイメージで、左足にしっかり体重を移し、腰が引けないよう(写真5&6)フィニッシュまで振り抜く練習をしてください。
ボールも真っすぐ飛ぶようになり、飛距離もアップするはずです。
相談者の感想
トップから体重移動を怖がらないでできるように意識をしているところでしたが、写真3の時点で左に体重が乗っていないことがよく分かりました。調子が悪くなってくると、必ずと言っていいほどグリップも変になってきてしまうなど課題は山積みですが、基本を忘れないように注意して練習に励みたいと思います。
アドバイザー
しゅり先生
1987年来豪、シドニーでアマチュアとして活躍後96年プロに転向。日本人初の豪州政府公認ゴルフ・コーチの資格を獲得し、指導を行っている。オーストラリア女子プロゴルフ協会会員。しゅりズ・ゴルフ・スクール主催。オーストラリアゴルフ・ライター協会会員。
Web: www.ameblo.jp/shuriyasuda