豪州ラグビー通信
文=YASU
新型コロナによりスーパーラグビーは中断!
新型コロナウィルスの影響により、スーパー・ラグビーが第7節で中断となった。感染拡大を防ぐため、500人以上の集会の自粛や、自国民も含めた全ての入国者に、14日間の自己隔離を求めるなど、オーストラリアとニュージーランドの両国政府が相次いで発表したことを受け、スーパー・ラグビーを統括するSANZA AR(South African, New Zealand, Australian and Argentina Rugby)が決断した。
今季はこれまでにも、日本を本拠地とするサンウルブズが、ホームとして予定していた会場をオーストラリアに移すなど、可能な限りの対応を行ってきたが、世界規模で猛威を振るう見えない敵により、大会自体が中断することとなってしまった。再開については、可能性を見て順次発表があると思うが、現在のところは未定である。ラグビーと限らず、世界中のスポーツ・イベントが同じ状況下にあり、今年は東京オリンピックも控えていることから、とにかく早く収束することを願うばかりだ。
予定されていたレギュラー・シーズンは全18節、そこからプレー・オフとして準々決勝、準決勝、決勝が行われることから、とりあえず全体の3分の1が終わったこととなる。オーストラリア勢についてこれまでを振り返ってみると、カンファレンス首位として好調を維持しているのはブランビーズ。6戦で5勝1敗は、既に全勝のチームが無くなっていることから、他カンファレンスと比較しても誇れる成績だ。しかし、豪カンファレンス2位のレベルズは3勝3敗、3位のレッズは2勝5敗、そして、ワラタス、サンウルブズについてはいずれもわずか1勝に留まっている。ちなみにNZカンファレンスにおいては、5チーム中、4チームが4勝以上を挙げ白星先行、また南アフリカ・カンファレンスは、6勝1敗で総合首位となっているシャークスをはじめ、2位のストーマーズも4勝2敗と好調だ。このことから、他カンファレンスのチームは、オーストラリア勢より白星を挙げていることがみて取れる。
かつてオーストラリア勢がスーパー・ラグビーを制したのは2014年のワラタスが最後。厳しい序盤戦となっているが、大会再開後の巻き返しに期待したい。
Sunday Footy!
毎週日曜日(10:30AM~12:30PM)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加ください!
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