日本で活躍が期待されるワラビーたち
ラグビー・ワール・ドカップ(以下、RWC)フランス大会開幕まで1年を切った。出場各チームはこの春のテスト・マッチで、RWCへ向け、より一層実践的なテストを行っていく段階に入ってきた。
一方、日本国内のリーグ・ワンは、休息の時を終え、12月の開幕に向けて各チームとも合宿などチーム活動を再開している。
今年も多くのワラビーズのキャップ・ホルダーたちがリーグ・ワンのチームに名前を連ねている。けがの状態が気になるサム・ケレビ選手、ショーン・マクマーン選手(東京サントリーサンゴリアス)、バーナード・フォーリー選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、マリカ・コロインベテ選手(埼玉ワイルドナイツ)、ウィル・ゲニア選手、こちらもけがの状態が気に掛かるクウェイド・クーパー選手(花園近鉄ライナーズ)、ニック・フィップス選手(グリーンロケッツ東葛)、イシ・ナイサラニ選手(静岡ブルーレヴス)、イズラエル・フォラウ選手(浦安D-ロックス)が引き続き所属。
また、新たに代表20キャップのトム・バンクス選手(三重ホンダヒート)、59キャップのマット・トゥームア選手(三菱重工相模原ダイナボアーズ)の加入発表があった。トゥームア選手は、現在ワラビーズのキャプテンを務めるジェーム・スリッパー選手らとU20オーストラリア代表のころから、見守ってきた選手だけに復活を期待したい。
オーストラリア出身選手以外にも、強豪国出身の選手も増えてきた。中でも、RWC日本大会優勝国の南アフリカからは、多くの現役選手が来日している。今シーズンは新たに、フランソワ・デクラーク選手(横浜キャノンイーグルス)がやって来る。更に、昨年スーパー・ラグビーにも参戦していたアルゼンチン代表のパブロ・マテーラ選手がトム・バンクス選手のチーム・メイトとなる。さて、どんなリーグになるのか。とても楽しみである。
このコラムの著者
山田美千子
ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること。