過去最高の9万1,560人が訪日
オーストラリア統計局(ABS)は12日、4月の出入国者数統計を発表した。この中で、オーストラリアから海外を訪れる旅行者数を示す「短期渡航居住者の帰国者数」を国・地域別に見ると、日本は9万1,560人とインドネシア(13万3,160人)、ニュージーランド(12万1,320人)に次いで3番目に多かった。
渡航目的別の詳細なデータは公開されていないが、隣国のインドネシアはバリ島などのビーチ・リゾートがオーストラリア人に人気がある一方、里帰りの需要も大きい。ニュージーランドもオーストラリアから帰省する人が多い。このため、純粋な観光や休暇目的の渡航先としては、日本はトップに肩を並べる水準と見られる。
前年の同じ月と比べて56.8%増えた。近年のデータをさかのぼって見る限り、4月としては過去最高を記録したもようだ。
コロナ禍前の19年4月と比較しても57.2%増加した。5年前の時点で日本はすでにオーストラリア人にとって人気の渡航先だったが、国・地域別では5位だった。
オーストラリア人の訪日旅行はスキー需要が大きく、ピークは冬場だが、近年は桜の開花に合わせた4月の渡航も増えている。
■ソース
Overseas Arrivals and Departures, Australia(ABS)