財相「コロナウイルス・ワクチンの配布は予定通り」

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「海外のファイザー・ワクチン品薄、我が国に影響なし」

 1月24日、ジョッシュ・フライデンバーグ連邦財相は、「オーストラリア国内のコロナウイルス・ワクチン配布は予定通り2月中旬から下旬にかけての時期に行われる。海外でファイザー/バイオンテック・ワクチンが品薄になっているが我が国には影響はないはず」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 海外でのファイザー/バイオンテック・ワクチンの品薄問題がオーストラリアにどのような影響があるのかはまだ明らかにはなっていないが、フライデンバーグ財相は、「ワクチンは2月中旬から下旬の間にオーストラリアに届く」と語っている。

 オーストラリアは同ワクチンを1,000万回分購入契約しており、1月末までに医薬品管理局(TGA)の認可を受け、2月中旬以降に全国に配布することになっている。

 ヨーロッパのいくつかの国が納入量が注文量より少ないとして苦情の声を挙げている。しかし、フライデンバーグ大臣は、「オーストラリアは2月に予定通り納入を受ける予定になっている。オーストラリアはウイルスを征圧しているが、予定通りにワクチン接種を始めたい」と語っている。

 1月21日、グレッグ・ハント連邦保健相は、「20日にファイザー社と話しており、オーストラリアへのワクチン初回納入は予定通り2月になると確約を受けている」と発言した。

 ところが、翌日にはスコット・モリソン連邦首相が、「海外での品薄問題がオーストラリア国内の接種開始時期に影響する可能性がある。海外での生産スケジュールに影響があれば接種開始も変更される」と語っている。

 世界的にコロナウイルス・ワクチン需要が高まっており、海外で需給関係が厳しくなっていることについても連邦保健省は事態を把握しており、オーストラリアがオクスフォード/アストラゼネカ・ワクチンの国内生産契約に巨額を投資しているのもそういう理由からであり、また、ファイザー・ワクチンに関して、連邦政府が国内生産契約をしなかったのは、ファイザー・ワクチンのmRNAテクノロジーが国内的にまだ生産や配布で成功していないということがある。
■ソース
Coronavirus vaccine rollout on schedule in Australia despite Pfizer shortages overseas, Treasurer says

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