VIC州の隔離ホテル従業員がコロナウイルス陽性

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アンドルーズ州首相、緊急発表で社会規制復活

 VIC州では全豪オープン選手らの隔離ホテルに勤めているホテル従業員がコロナウイルス陽性と判定された。そのため、2月3日夜、ダニエル・アンドルーズ州首相は緊急発表で再度社会規制強化を発表した。

 VIC州政権は、マスク着用を再び義務づけ、個人宅に集まることのできる人数を引き下げるなどの措置を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男性従業員(26)は、ホテルの隔離作業に従事しており、全豪オープン隔離プログラムで宿泊者サポート・オフィサーとして働いていた1月29日、グランド・ハイアット・ホテルに出勤した当時、シフトが終わった後の検査で陰性だったが後にコロナウイルスを発症している。

 最後の陰性結果からコロナウイルス発症後の検査で陽性と判定されるまでの間にメルボルン市南東部の8か所に立ち寄っており、同じ日時に同じ場所にいた者は14日間の自己隔離に入るよう指示が出ており、ダニエル・アンドルーズ州首相は、「男性が他の人に感染させたものと考えて対応しなければならない。また、男性が感染力の強いイギリス型コロナウイルス株に感染しているものと想定して対応すべきだ。また、全豪オープン選手とスタッフ500人以上を日常接触者と見なすことになる。ただし、まだ、患者は一人だけであり、パニックになる必要はない」と語っている。

 規制緩和中止で2月3日午後11時59分より、個人的な集まりは15人を上限とし、屋内で人の集まるところではマスク着用が義務づけられる。また、2月8日から事務所などは75%を出勤させてよいとする予定も撤回される。

 また、アンドルーズ州首相は、「男性は、隔離ホテルで働いている時の検査では陰性と判定されており、どのようにしてウイルスに感染したのかはまだ明確になっていない。すでに各方面で調査が始まっており、総合して明らかになると思う」と語っており、VIC州では連続市中感染ゼロが28日間続いていたが、この男性の感染は市中感染と見なされるため、記録も28日で終わることになる。
■ソース
Daniel Andrews announces snap coronavirus restrictions for Victoria after hotel quarantine worker tests positive

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