隔離ホテル従業員1人と患者家族濃厚接触で2人
2月11日、メルボルン空港ホリデー・インのコロナウイルス・ホテル隔離従業員1人が陽性と判定され、ホリデー・イン・クラスターは合計11人になった。これまでにホテル従業員の家族濃厚接触者2人がやはり陽性と判定されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
また、クラスターの患者1人はコロナウイルスの断片が検出された汚水処理場の地域に居住していることが判明した。
同日のコロナウイルス記者会見に出席したジェリーン・ワイマー・コロナウイルス検査統括部長は、この2人の家族濃厚接触者は先に陽性判定を受けたホテル従業員の配偶者と発表している。
さらに、「ホテルのアシスタント・マネージャも要請と判定された。もう1人はホリデー・インの従業員でこれまでに濃厚接触と見なされて10日に検査を受け、本日午後に陽性結果が出た」と語っている。また、新しく陽性と判定された患者のこれまでの立ち寄り先の割り出しを進めている。
VIC州保健局では、同ホテル・クラスターは、ホテル隔離していた3人家族の1人が治療に用いているネブライザー吸入器でウイルスがミストとなって3人の部屋から廊下に漏れ出て同階の他のホテル隔離者や警備員、飲食物給仕の従業員らに感染したことをほぼ確実視している。
また、11人のうち最初の6人はすべて同じイギリス型のコロナウイルス変異株と突き止められている。また、残りの5人についてはまだゲノム解析が終わっていない。
同日、ポール・ケリー連邦主席医務官が、「VIC州の主席医務官と数度にわたって話した。VIC州の保健当局者がすべきことをすべてやっていると信じている。ホリデー・イン・クラスターの11人はすべて隔離中であり、市中感染のおそれはない。これまで感染の可能性のある者ははすべて検査しており、そのほとんどが陰性だった。ホテルのネブライザー吸入器使用で感染者が出てから7日が過ぎており、これまでの陽性者はすべて同じ階の客室だった。すでに感染源を取り除いており、これ以上患者が増えるおそれはない」と発表している。
■ソース
Melbourne Airport Holiday Inn COVID-19 outbreak grows to 11 after another worker tests positive