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土方凛輝選手、全豪オープンに向け奮闘

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土方凛輝選手、全豪オープンに向け奮闘
豪州出身、期待の日系テニス・プレーヤー

全豪オープン本戦出場を掛けた戦いに挑んだ土方選手全豪オープン本戦出場を掛けた戦いに挑んだ土方選手

新型コロナウイルスの影響により開催中止が心配されたが、ビクトリア州政府の最終判断を待ち、メルボルン・パークで開催が決定されたグランドスラム「全豪オープン」だが、その全豪オープン本戦への切符をかけた大会が1月10日から4日間に渡り、ドーハで開催された。昨年コロナ禍により一時的にアメリカからシドニーへ戻り練習をしていたマック・ヒジカタ・テニス・アカデミーに所属する土方凛輝選手(19歳、オーストラリア出身)は同大会への3度目の挑戦を行った。第1回戦はATPランキング235位、クリストファー・ユーバンクス選手(アメリカ)と対戦。ユーバンクス選手は201センチと長身であり、昨年の全豪オープンでは本戦でプレーをした強豪だ。ATPランキング685位の土方選手にはかなりの難敵であると予想されたが、相手のビッグ・サーブを見事にレシーブし、その他ストロークで主導権を握るなど、完全に土方選手のペースで試合が進んだ。1時間ほどの試合時間で6ー2、6ー3と2セット先取し完勝した。

第2回戦はセドリック・マルセル・ステべ選手(ドイツ)と対戦。ステべ選手はATPランキング126位と上位ランクの強豪だ。土方選手は1回戦での良い流れを2回戦へ持ち込み試合に挑んだが、善戦するも4ー6、2ー6で惜敗した。

「今回、全豪オープンの本戦には届かなかったが、自分のテニスが100位台の選手に通用すること実感し、自信を深めた」とコメントしている。惜しくも全豪オープン本戦への出場権を逃した土方選手。しかし、オーストラリア帰国後の昨年6月から開催された「UTR Pro Tennis Sydney Series」では5大会連続優勝(優勝賞金$4,000)を収める活躍も。同ツアーはオーストラリアのプロ選手が一同に集結し競い合う大きなツアーだ。土方選手は今年、5月までアメリカのノースカロライナ大学としてチーム戦に挑み、6月からはプロ・ツアーに参戦予定だ(新型コロナウイルスの影響によりスケジュールが変更する可能性あり。随時ウェブサイトで確認を)。

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