スーパーでのマスク着用義務も廃止、かなりの自由化
国内のコロナウイルス市中感染がほぼゼロを続けているが、3月23日、VIC州政府は、コロナウイルス規制を緩和し、人の集まりやスポーツ観戦観客数の規制も緩和すると発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
規制緩和は3月26日午後6時から発効する。
この規制緩和で、スーパーマーケットなど小売店でのマスク着用義務が解除される。また、個人宅屋内は100人まで、屋外は200人まで招待できるようになる。
経営者は事業所内の人口密度制限は守らなければならないが、在宅勤務を認めなくてもよくなる。スポーツ・スタジアムでは収容能力の75%まで入れることができる。
ジェームズ・マーリノ州首相代理は、「公共交通機関、タクシー、ライドシェア、高齢者介護施設、病院内ではこれまで通りマスク着用が義務づけられている」と語っている。また、事業所内の雇用者総人数上限は廃止され、1人あたり2平米の制限だけが残る。
公務員は週に最低3日は出勤を命じられることもあるが、これは事務所の責任者が決められる。
屋内の娯楽施設の立ち席の場合は収容能力の75%まで入れることができるが、1スペースあたり1,000人を超えてはならない。ジム、運動施設では1人あたり2平米を確保しなければならない。また、監視員不在の場合は1人あたり4平米を確保しなければならない。
事業所はService VictoriaのQRコードまたは独自のQRコードを用意し、入場者にはQRコードでの登録を義務づけなければならず、データは政府にもリアル・タイムで伝えられなければならない。
また、メルボルン空港の国際線離着とホテル隔離制度が停止されているが、今月末前にフライト離着が再開されるため、ホテル隔離制度についても今週末には明らかにされる見こみになっている。
マーリノ首相代理は、「このような規制の大幅緩和はビクトリア州民が一致してコロナウイルス根絶に努力したおかげだ」と語った。
■ソース
Victoria eases COVID-19 mask rules and limits on private gatherings and AFL crowds