4人に1人は仕事を休んで休養の必要感じる
国内のアストラゼネカ・ワクチン接種後約50%の人が軽度の副反応を体験している。また、1回目の接種後、25%程度が仕事や学校、家事を休んで休養する必要を感じたとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
このデータは、全国予防接種監視システムのAusVaxSafetyが集計しているデータで、接種後の軽度で短期間の発熱、頭痛、寒気、筋肉痛などはごく通常の反応で予想されていることだとしている。
National Centre for Immunisation Research and Surveillance(国立免疫研究監視センター)のニック・ウッド准教授は、「予め警告して備えることが最善の策」と語っている。
国内では2月22日以来ファイザー社とアストラゼネカ社のワクチンの接種が始まっており、接種を済ませた人にテキスト・メッセージや電子メールで副反応の有無を調査している。
これまで、アストラゼネカ・ワクチンの場合には第1回接種3日後、ファイザー・ワクチンの場合には接種3日後と8日後のデータが集められており、3月28日までに全国で112,319人、約8人に1人が回答を送っている。
それによると、ファイザーまたはアストラゼネカの接種を受けたうち、49.7%が何らかの副反応症状を感じており、1.2%の人は副反応が不安になり、医師に相談するか救急車を呼ぶべきかと考えている。
また、3月31日までにアストラゼネカ・ワクチンを受けた31,786人のうち、3分の2強、21,378人が何らかの有害事象を体験している。また、25.4%が仕事、学校、家事を休んで休養を取ったと答えている。
また、アストラゼネカ・ワクチンを受けた人の1.8%が医師に相談するか救急隊を呼んでいる。
アストラゼネカ・ワクチンでもっとも一般的な有害事象は疲労感(53.8%)で、次いで頭痛(47.4%)、筋肉痛その他の体の痛み(45%)、注射部位の痛み(44.9%)などとなっている。
■ソース
One in two given COVID vaccines report mild side effects