VIC州のコロナウイルス新陽性者ゼロ記録
VIC州は、6月10日午後11時59分にメルボルン都市圏のロックダウンを解除し、また、午後8時までの24時間の検査でコロナウイルス陽性者ゼロを記録した。
しかし、ブレット・サットン州主席医務官は、「まだこれから感染源不明の市中感染陽性者が出る可能性もある。症状のある人は検査を受けてもらいたい」と語っている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
VIC州では、6人の陽性者のコロナウイルス株の感染経路が未だにつかめておらず、州保健当局はさらに広い社会の検査を呼びかけている。
VIC州のアウトブレークでは、陽性者のほとんどがメルボルン都市圏周辺だが感染者の大部分がデルタ株感染なのに対して、リザーバー在住の4人と、NSW州を通過してQLD州に入ったカップルはカッパ株に感染しており、双方は別経路の感染と判断されている。
6月10日の検査回数は前日より減っており、保健当局では、「検査回数が減れば規制緩和も延び延びになる」としている。
また、VIC州政府は、州内のアウトブレークで市民がさらに緊張にさらされることから精神衛生上も問題があるとして、州民の精神保健に957万ドルを計上すると発表した。
サットン主席医務官は、「6人の感染したカッパ株はウィトルシー市のアウトブレークに関わっているが、その6人との濃厚接触者はいずれも陰性と判定されている」と発表している。
Victoria records no new local COVID cases as Melbourne emerges from two-week lockdown