NT自治政府、ダーウィン、キャサリンにロックダウン発令

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8月15日に30代の男性が陽性の判定受ける

 8月16日付ABC放送(電子版)は、北部準州(NT)自治政府が大ダーウィン地域とキャサリン町に3日間のロックダウンを発令したと伝えている。

 マイケル・ガナーNT自治政府主席大臣は、「8月15日、30代の男性がコロナウイルス検査で陽性と判定された」として、緊急ロックダウンを決めたもので、16日午後12時を期してロックダウンに入り、同19日午後12時に解除される予定。

 ガナー主席大臣は、「保健当局は男性のコロナウイルスは感染力の強いデルタ株と想定している。感染源はまだ判明していない。ほとんど何も判明していない段階では最悪の事態を想定しなければならない」として、緊急ロックダウンの意図を明らかにしている。

 このロックダウンの対象になるのは、パーマストン、ワゲイト、ダンディーなどを含む大ダーウィン地域、キャサリン町はティンダル地区も含む。

 ロックダウン中、住民は次の理由を除いて外出を禁じられる: コロナウイルス検査と接種を含む医療、生活必需品と生活に必要なサービスの購入、生活必需品やサービスを提供する小売店の転院を含む社会的に不可欠な職種、自宅から5km以内の圏内で1日に1時間の運動をするため、同伴は同居人なら上限なし、別居人なら1人まで、家族の介護で必要な場合、および自分で自分の世話をできない人の介護など。

 NTでは、6月後半に、鉱山労働者に陽性者が出たため、アリス・スプリングズと大ダーウィン地域でロックダウンが発令されたことがある。

 さらに、「今回のロックダウンでは食品雑貨または医薬品を販売しない小売店では”click and collect”(オンラインで注文し、店頭で受け取る販売方法)のみが許され、通常の場合のように客が店内で商品を物色することはできない。この規制は人々が店内を動き回り、感染することを防ぐため」と語っている。

 また、自宅以外の公共の場所では屋外屋内を問わずマスクを着用しなければならない。ランニングなどの屋外での運動でもマスク着用が義務づけられる。ただし、12歳未満の児童、心身の状態が原因で安全なマスク着用ができない場合は義務を免除されるとしている。

 小学校、幼稚園などは休校休園するが、社会的に必要不可欠な職種に就いている世帯の児童のみ小学校も幼稚園も受け入れ、世話することになっている。

 ロックダウン中の「社会的に必要不可欠な職種については政府のリストを参照されたし。
■ソース
Here are the COVID lockdown rules in place for the next three days in Greater Darwin and Katherine

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