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NSW、新たに273人が陽性、4人死亡、589人入院

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16歳以上の州人口の92%が最低1回の接種済み

 10月19日付ABC放送(電子版)は、NSW州の16歳以上の人口の92%が最低1回のコロナウイルス・ワクチン接種を受けていると伝えている。

 同18日午後8時までの24時間に90,597回の検査が行われ、新たに273人がコロナウイルス陽性と判定され、また、4人が亡くなっている。一方、州のコロナウイルス入院患者は589人で、8月23日以来最低の数字になっている。そのうち128人がICUに収容され、そのうち69人が酸素吸入装置を着けている。

 ケリー・チャント主席医務官は、それでも病院はこれまで通り非常に忙しい状態が続くだろうと語っている。また、16歳以上の人口の92.1%が最低1回の接種を受けており、2回の完全接種率は80.8%にのぼっている。しかし、州社会の規制が徐々に解除され、開放に向かっている過程で遅れて感染者数が上昇するのではないかと予想しており、「これから患者数がどのようになるのかはっきりと見通せない。社会経済活動が活発になるにつれて患者数が再び上昇するのではないかと予想されるが、州民が責任ある行動を取るかどうかにかかっている。来週の数字はそれを占うものになるだろう」と語っている。

 コロナウイルス入院患者数が600人を下回ったのは8月23日以来だが、チャント主席医務官は、「この数字がすべてを物語っている。これまで非常に忙しい時もあったが、ICU収容患者数が減ってきているのは喜ばしいことだ。しかし、これで休まるということではない。まだまだこれまで通りの忙しさが続いている」と語っている。

 4人の死者のうち、2人は未接種、1人は1回の接種を受けただけ、最後の1人は最近になって2回目の接種を受けたばかりだった。

 チャント主席医務官は、「残念なことに、基礎疾患があり、しかも接種を遅らせている人がまだまだいる」と語っている。

 また、「免疫系を阻害する治療を受けている人には、豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)が、3回目の接種を受けるよう勧告している。化学療法を受けている人や透析を受けている人、免疫系抑制剤投与を受けている人などは2回ではなく3回の接種を受けてもらいたい」と語っている。
■ソース
NSW records 273 COVID-19 cases and four deaths, with 589 in hospital

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