19日深夜、NSW州のレッド・ゾーン指定を解除
10月19日付ABC放送(電子版)は、VIC州政府が同日午後11時59分を期してNSW州に指定していた「レッド・ゾーン」指定を解除したと伝えている。この変更により、NSW州の完全接種者は14日間の隔離義務を負うことなく、VIC州に入ることができるようになった。
VIC州では現在のアウトブレークのために22,476人がアクティブな患者になっており、163人が亡くなっている。
また、同州では接種率押し上げを急いでおり、10月18日には州の接種会場で36,750人、GP診療所その他の施設でそれを上回る回数の接種が行われた。
VIC州もNSW州に遅れて、16歳以上の州民の2回の接種率が70%を超える予定でロックダウン規制緩和に向けて進んでいる。
11人の死者のうち4人が70代の男女各2人、4人が80代の男性、2人が90代の男性、1人が100代の女性となっている。
この日、ダニエル・アンドルーズVIC州首相は、「VIC州は接種キャンペーンで予定より早く接種率が進んでいる。メルボルン・カップに向けて、2回の完全接種率80%を達成できる見込みが高まっている。また、その時点でこれまでに発表してきたロックダウンからの脱出に伴う約束を必ず果たすつもりだ」と語っている。
また、州境規制は一足早く解除され、シドニーからの完全接種者がシドニーからVIC州に入る際に隔離も必要なく、また、検査を受ける必要もなくなる。一方、完全接種を受けていない人は従来通り入州直後に14日間の隔離をしなければならない。
■ソース
Victoria records new 1,749 local COVID-19 cases and 11 deaths