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イラワラで、電車が無人乗用車に衝突脱線

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運転士、乗客ら数人が負傷、死者なし

 10月20日付ABC放送(電子版)のニュースは、同日午前5時頃、イラワラ地域ウロンゴン市の南で線路上に停まっていた無人の乗用車に北行きの電車が衝突、一両目が脱線転覆し、乗客数人が負傷、運転士は運転室に閉じ込められたが救出され、脊椎骨折の疑いで病院に運ばれたことを伝えている。

 現場はケンブラ・グレンジ駅脇でウェスト・ダプト・ロードと鉄道が鋭角で交差しており、乗用車に乗り上げて脱線、プラットフォーム脇に横倒しになった。他の車両はプラットフォームに沿って停車している。早朝で乗客も少なく、車掌と10人ほどの乗客は軽傷で車両から逃れることができた。

 救急隊や消防局員が乗客乗務員全員を無事に救出、運転士と乗客3人をウロンゴン病院に運んだ。

 NSW消防救助局のディーン・エメリー氏は、「当局が事故原因を調べているが、乗用車が線路に放置されたものとみて現場も犯罪現場の扱いを受けている。乗用車に乗っていた者が事故直前に現場から離れるのが目撃されており、NSW州警察鑑識課が捜査している」と発表している。

 NSW州救急隊のノーム・リース司令は、「救急隊が到着した時には現場は混乱状態だった。脱線した車両が架線を引きちぎったため、架線が2両目以下の車両に垂れ下がっており、うかつに車両に触れることもできなかった。現場の惨状を考えれば運転士以外に重傷者が出なかったのは不幸中の幸いだった」と語っている。

 負傷した乗客はシドニーに向かう職人グループで、みんな座席に横たわり、仮眠していたところで大きな衝突音に続いてトランポリンに乗ったように身体が飛ばされたと証言している。

 また、目撃者は、「車のドライバーが線路上に車を停め、走り去った」と証言している。

 この事故で、運輸管理局では鉄道イラワラ線のウロンゴン駅とアルビオン・パーク駅との間でバスの代行輸送をすると発表している。
■ソース
Driver, sleeping tradies injured as train ploughs into abandoned car and derails

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