州政府、10月29日よりロックダウン規制解除
10月24日付ABC放送(電子版)は、VIC州政府の発表として、新たに1,935人が陽性と判定され、また、11人がコロナウイルス感染症で死亡したと伝えている。
ダニエル・アンドルーVIC州首相は、「11月後半より州のコロナウイルス規制が根本的に変更になる」と語っている。
それに先立ち、10月29日午後6時より、VIC州は大メルボルン地域その他の都市部と郡部とのコロナウイルス規制境界線が取り払われ、全面的に同一規制が適用されることになる。また、11月後半に12歳以上の人口のワクチン完全接種率が90%に達すればほぼすべての規制が解除されることになる。
その段階では2回の完全接種を済ませた完全接種者に対しては一人あたりの面積確保も取り払われ、マスク着用義務も非常に感染リスクの高い状況に限られることになる。
また、16歳以上の人口の80%が完全接種を済ませるのが10月29日と推定されている。
その29日午後6時になると、メルボルン周辺の境界線がすべて取り払われ、メルボルンカップ直前から州民は州内全域を自由に往来できるようになる。
その時から、野外で社会的距離を保つことができる限り、マスク着用は任意となるほか、娯楽や小売店は営業を再開できるようになる。
ほとんどの業種で従業員、顧客ともに完全接種が義務づけられる「ワクチン経済」は、今後州全域に展開されることになる。これについて、アンドルー州首相は、「私達はもう自分で身を守ろうとしない人達を守るために地域をロックダウンすることはしない。もう既に誰でもワクチン接種を受けられる段階になっているのだから」と語っている。
完全接種証明があれば、小売りや娯楽の施設の収容人員臨時上限は撤廃され、屋内であれば1人4平米の確保だけで足りる。また、屋外であれば1人2平米を確保するだけになる。
屋外債などのイベントは5,000人の観客を上限に開催できるようになる。また、メルボルン・カップのような大規模なイベントは主席医務官の認可で開催可能になる。
いずれの場合も、16歳未満の児童では接種証明を提示する必要もなくなる。
■ソース
Victoria records 1,935 new COVID-19 cases and 11 deaths as next steps out of lockdown revealed