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QLD州、市中感染ゼロ・死者ゼロ連続記録

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未接種医療職員4000人に「理由説明要求」

 11月1日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府のイベット・ダース保健相の発表として、医療従事者に対して出されていた、「11月1日までにコロナウイルス・ワクチン完全接種」の命令に違反し、正当な理由なく未接種を続けた4,000人以上の医療職員に「理由説明要求」通告を送った。

 また、ダース大臣は、「州内の公立病院制度はこの医療職員がいなくてもやっていける」と語っている。

 通告を受け取った医療職員は、接種拒否の正当な理由を提出できない限り、解雇処分もあり得る。

 この日、市中感染陽性者はゼロで、唯一、ホテル隔離していたウクライナからの帰国者が新たに陽性と判定されている。

 QLD州保健省は、州営の病院の職員全員に11月1日までに2回のコロナウイルス・ワクチン接種を受けること。違反した場合には医療現場での勤務を禁止すると通達していた。ダース保健相は、「92%以上の職員が接種を受けた」と発表していた。

 しかし、医療職員7,000人以上が接種状況を明らかにしておらず、4,000人ほどが11月1日付で、この「理由説明要求」通告を受け取っており、有給で勤務停止処分を受けている。

 ダース大臣は、「4,000人以上を勤務停止処分しており、人員不足になる可能性は分かっていたことからそれに対応する手続きを用意している」と語った。

 さらに、「QLD州は、12月より州境閉鎖をすべて解除することになっており、その後にコロナウイルス感染症患者が急増する可能性可能性がある。医療職員全員にワクチン接種を義務づけることで職員、患者、見舞客らすべての衛生と安全を守らなければならない。しかし、完全接種済みの医療職員は今後も少しずつ増えてい行くと信じている」と語った。

 また、「医療職員人員不足で病院の運営に支障が出る可能性もあるが、108,000人の医療職員がコロナウイルスに感染していくよりはましだと考えている」と語った。

 豪医師会QLD支部(AMAQ)、豪勤務医連合QLD支部は、いずれも未接種医療職員の現場勤務禁止を支持しており、「医療職員の接種義務」は、これから国境州境の閉鎖を解除していく上で患者、職員、病院を取り巻く社会を守るために必要だと発表、AMAQのクリス・ペリー会長は、「私立医療機関を含めて医療関係労働者全員に接種を義務づけるべきだ」と語っている。
■ソース
Queensland records zero community COVID-19 cases as thousands of unvaccinated health workers suspended

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