接種会場などで3回目のブースター接種開始
11月1日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、10月31日午後8時までの24時間に62,000人以上の検査を行い、新たに135人が陽性と判定され、さらに4人が亡くなったと伝えている。新陽性者の数は7月22日以来で最低の水準に戻っている。
また、各地の接種会場や薬局では3回目のブースター接種を始めた。
ブースター接種は、2回目の接種から6か月以上が過ぎている人が対象で、接種会場、メディカル・センターなどのGP、薬局で予約することとなっている。
また、11月1日の記者会見でドミニク・ペロテイNSW州首相が、「ブースター接種は高リスク労働者を最優先すると発表している。また、今後の規制緩和の道程で未接種者に対する緩和などで変更する可能性も残している。
さらに、「ブースター接種プログラムを展開する上で優先順位を決める際に居住地はあまり問題にはならず、むしろ高リスク区域かどうかが重要になるだろう」と語っている。
NSW州は16歳以上の成人人口の93%以上が最低1回のワクチン接種を受けており、87.7%が2度の接種を済ませている。
ブラッド・ハザードNSW州保健相は、「世界でももっとも接種率の高い行政単位の一つになっているかも知れない。NSW州州民は、州の接種率の高さを誇りにしてもいい。さらにこのパンデミックを克服するために完全接種率を95%にまで引き上げることも不可能ではない」と語っている。
16歳以上の成人人口に加え、12歳から15歳までの年齢層では79.3%が最低1回の接種を受け、また、61.8%が2回の完全接種済みになっている。
また、郡部でも2回の完全接種を行き渡らせるために努力しており、16歳以上の人口の82%が2回の完全接種者になっており、11月1日より大シドニー地域から郡部に行くことが認められ始めた。
NSW州では現在349人が入院し、そのうち77人がICUに収容され、そのうち33人が酸素吸入装置を着けている。
■ソース
NSW records 135 new COVID cases, booster shots made available for residents