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ハント保健相「12歳未満の接種は2022年から」

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豪医薬品管理局は5歳から11歳までのデータ検討

 現在豪医薬品管理局(TGA)が5歳から11歳までの児童に対するコロナウイルス・ワクチン安全性データを検討しており、連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、「12歳未満の児童のワクチン接種は早くとも2022年1月からになる見込み」と語っている。

 11月14日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 さらに、「今後2回以上のブースター接種が必要になるかどうかもまだ不明だ」と語っている。

 既にアメリカでは12歳未満の児童に対してもファイザー・ワクチン接種を認めており、12歳以上の年齢層の1用量30マイクログラムに対して1用量10マイクログラムと定めている。

 TGAが12歳未満の児童へのワクチン接種を承認した後、豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)がさらに評価判定を下した後に初めて5歳から11歳までの児童へのワクチン接種が可能になる。

 ABC放送の番組「Insiders」に出演したハント保健相は、「その年齢グループへの接種は1月初旬頃になると期待しているが、現在、政府から独立した医学専門機関が審理しているができるだけ早く結論を出すよう進めているはず」と語っている。

 ファイザー/バイオンテックのワクチンについて、両社は、5歳から11歳までの児童の治験でコロナウイルスに対して90.7%の有効性があると認められていると発表している。

 児童はコロナウイルス感染症が重症化することはまれだが基礎疾患を持つ児童の場合には重症化する危険性も高い。

 また、ハント保健相は、「児童の治験では成人の治験に比べて参加者が限られており、5歳から11歳の場合も当初参加者が2,268人しかいなかった。そのため、ATAGIはアメリカでの実際の接種状況を見守っている。アメリカでの実地の接種データを見て審理することを考えている。治験では2,000人台だったが、今後、アメリカではその年齢層の接種が進めばかなりの人数になるはず。監督機関が承認すれば、政府としては直ちに接種活動を始める用意がある」と語っている。

 また、連邦政府はブースター接種計画も進めており、18歳以上で2回目の接種を受けてから6か月経過した者から順にブースター接種していくことになるが、半年前の優先順位そのままを進めていくことになる。
■ソース
Young children unlikely to be vaccinated against COVID until 2022, Health Minister Greg Hunt says

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