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NSW州、南アからの乗客2人がオミクロン株陽性

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合計141人が南部アフリカ9か国からの渡航者

 11月29日付ABC放送(電子版)は、NSW州保健局の「昨日までに到着した民間航空フライトで南部アフリカ9か国からの渡航者のうちさらに2人がコロナウイルス・オミクロン株陽性と判定された」との発表を伝えた。

 また、NSW州政府は、「昨日には南部アフリカ9か国から141人がシドニー空港に到着した」と発表している。

 現在、国内のコロナウイルス・オミクロン株感染者はシドニーに4人、NTに1人となっており、いずれも隔離に入っている。また、新たに陽性判定を受けた2人は、11月28日にシンガポール航空SQ211でシドニーに到着しており、完全接種済みで、現在は政府の運営するspecial health accommodation (SHA)に隔離されている。

 SQ211の乗客・乗務員全員が濃厚接触者と見なされ、直ちにコロナウイルス検査を受け、結果にかかわらず14日間の隔離に入らなければならない。

 現在、すでに世界中で疫学者ら研究者が、オミクロン株の感染力やワクチンに対する耐性を突き止めるために準備している。

 11月27日夜にドーハ発のカタール航空フライトでシドニーに到着した乗客のうち2人が空港での検査でコロナウイルス陽性と判定され、SHAに収容された。

 連邦のポール・ケリー主席医務官は、「2人は完全接種済みであり、無症状だった」と語っている。

 さらに29日午前にはNTのハワード・スプリングズ隔離施設に収容された30代の男性がオミクロン陽性と判定された。男性は南アのヨハネスブルクからの帰還機に乗っていた。NT保健当局は、「それほど心配していない。男性やドーハからのフライトに乗っていた人々は、国内旅行者とは完全に分離した施設に収容されている」と発表している。

 すでに世界のいくつかの国が南部アフリカ9か国からの渡航を禁止しているが、オーストラリアもカタール航空とシンガポール航空の2便を最後に南部アフリカ9か国からの渡航者はオーストラリア国民を除いて入国禁止を発表している。
■ソース
NSW Health confirms two more Omicron COVID-19 cases in travellers from southern Africa

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