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NSW州のオミクロン陽性者数さらに増加

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謎のクラスター、ナイジェリアに遡る

 12月7日付ABC放送(電子版)は、NSW州で6日午後8時までに新たに6人がコロナウイルス・オミクロン株陽性と判定され、NSW州ではこれまでに31人がオミクロン株感染者と突き止められた、と伝えている。

 また、シドニー都市圏南西部のオミクロン株クラスターの感染源は、11月末に海外から帰国したオーストラリア人が海外でナイジェリアに立ち寄っており、ナイジェリアで感染し、オミクロン株ウイルスを持ち帰ったものと考えられている。

 31人の感染者でこれまでのところ入院している者は皆無で、うちリージェンツ・パーク・クラスターの20人はシドニー都市圏南西部の2つの学校とロック・クライミング・ジムとを感染現場にして広がったものと見られている。

 12月2日、最初にオミクロン株市中感染が見つかったリージェンツ・パーク・クリスチャン・スクールの患者一号は海外に行っておらず、かつ海外からの渡航者とも接近していないため、感染経路が謎とされていた。

 12月7日、NSW州保健局は、11月23日にドーハからシドニーに到着したフライトで帰国した人物がリージェンツ・パーク・クラスターの感染源であることはほぼ間違いないとしている。

 NSW州では、12月6日午後8時までの24時間に58,706人の検査が行われ、新たに260人がコロナウイルス陽性と判定され、うち6人がオミクロン株感染だった。

 また、155人がコロナウイルス感染症で入院しており、うち28人はICUで治療を受けており、5人が酸素吸入装置を着けている。

 NSW州では16歳以上の人口の94.7%が最低1回はコロナウイルス・ワクチン接種を受けており、NSW州政府は、12月13日より未接種者に対しても規制を大幅に緩和することが道程で計画されている。
■ソース
NSW Omicron COVID-19 infections grow, source of ‘mystery’ cluster traced to Nigeria

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