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「コロナウイルス感染各地で増えるが病院は対応できる」

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QLD州新主席医務官が州境閉鎖解除で見通し語る

 12月13日付ABC放送(電子版)は、12月13日午前1時を期してQLD州が州境閉鎖を解除したのに伴い、QLD州政府のジョン・ジェラード新主席医務官の発言として、「今後、州内各地で飛び火するようにコロナウイルス感染クラスターが現れるだろうが、患者が病院に殺到するようなことにはならないと思う」と伝えている。

 さらに、「保健当局も個々の患者の発生にそれほど懸念しないようになる。患者のほとんどは軽症で、自宅での治療で十分間に合うようになるだろう」と語っている。

 この日は、ジェラード新主席医務官にとっては初の記者会見であり、「QLD州は、16歳以上の人口の88.3%が少なくとも1回は接種を受けており、接種率向上は予想以上だ」と語っている。

 しかし、感染者数の増加も予想しており、「今後の何か月かの間に何百人もの感染者が出ることと思う」と語っている。

 同州のコロナウイルス対策方針はドハティ・インスティチュートのモデリング研究を基礎としており、完全接種率80%達成を想定している。

 一方、12月12日午後8時までに9,356人の検査を行い、市中感染は1人、海外帰国者、渡航者などからの感染は9人。

 QLD州の完全接種率は81.2%、接種1回だけの人も加えると88.3%にのぼっている。

 市中感染者1人について、ジェラード主席医務官は、「患者はサンシャイン・コーストの男性。おそらくNSW州北部滞在中に感染したものと思われる。保健局は12月8日から12日までの男性の移動を調べているが、その期間に男性と一般社会との接触は極めて限られている」と語っている。
■ソース
COVID-19 ‘spot fires’ to spread quickly through Queensland but hospitals will cope, Chief Health Officer John Gerrard says
https://www.abc.net.au/news/2021-12-13/qld-coronavirus-covid-spot-fires-spread-cho-john-gerrard/100687790

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