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オーストラリア、2024年までにmRNAワクチン生産開始

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監督官庁の承認受けてVIC州の施設で年産1億用量

 12月14日付SBS Newsは、オーストラリア政府が、2024年までにVIC州の施設でmRNAワクチンの量産を開始すると発表した。

 現在計画されている施設の規模は、監督官庁の承認と認可がおりれば年間1億用量生産能力を持つほどになり、将来のパンデミックに対してもオーストラリア全土を防衛することができるようになる。

 12月14日に発表されたmRNAワクチン製造施設建設は、連邦政府、VIC州政府、アメリカの製薬・バイオテクノロジー企業のモデルナ社の3者参加の合弁企業として計画されており、モリソン首相は、「われわれはコロナウイルスと共存しなければならず、決して負けてはいられない」と語っている。

 さらに、「mRNAワクチンは、このパンデミックとの戦いにおいて最大の科学的発見だということが実証された。またコロナウイルスにとどまらず将来の感染症にたいして、国民の安全と健康を守ることになる。モデルナ社との合弁で、同社の知的財産、知識、医学における先進性といものがすべてオーストラリアに持ち込まれ、この分野でもオーストラリアが主導的役割を担うようになる」と語っている。

 アストラゼネカ社のワクチンはコロナウイルス・パンデミックのさなかにオーストラリア国内で生産することができるようになったが、新しい技術であるモデルナ社やファイザー社のmRNAワクチンについてはオーストラリアには今回のパンデミックのさなかに生産可能な施設も技術もなかった。

 VIC州政府のジェームズ・マーリノ州首相代理は、「医学研究やバイオテクノロジーというと、ボストンやロンドン、メルボルンを想像する。メルボルンはmRNAワクチン製造にも適した土地だ。今回の計画発表は素晴らしいできごとであり、メルボルンの地に生産施設を建てることも、ワクチン供給の国家安全保障という意味で重要なことだ」と語っている。
■ソース
Australia announces plans to manufacture mRNA vaccines in Victoria by 2024

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