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QLD州、感染増加予測でマスク着用義務化再導入

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年末年始に備えて未接種者の動きに制限も

 12月17日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、年末年始のフェスティブ・シーズンに向かってコロナウイルス・オミクロン株の感染が急上昇するとの予測で、QLD州では12月18日よりマスク着用義務が再導入される他、未接種者の移動を制限する動きも同時に発足する、と伝えている。

 QLD州のジョン・ジェラード主席医務官は、年末年始に向けてQLD州への国内・海外からの旅行者が増えれば、コロナウイルス感染者も急増することが予測される。一部の旅行者は自分がウイルスをQLD州に持ち込んでいるという自覚さえないだろう、と語っている。

 12月17日には感染が憂慮される施設として、ブリスベン・コンベンション・エクシビション・センターが、12月13日午前8時から午後零時10分までグリフィス大学卒業式の会場になり、感染者が式典に出席していたことが挙げられる。また、イプスイッチ市裁判所も感染が憂慮される施設に挙げられた。

 また、12月13日にはQF544シドニー・ブリスベン便、QF668アデレード・ブリスベン便、VA511シドニー・コールドコースト便、QF618メルボルン・ブリスベン便、QF878メルボルン・クーランガッタ便、JQ486ニューカッスル・ブリスベン便、12月15日のVA511シドニー・ゴールドコースト便、VA739メルボルン・ゴールドコースト便、16日のJQ430メルボルン・クーランガッタ便などで濃厚接触の疑いが出ている。

 また、12月18日午前1時からのマスク着用義務化により、小売店、ショッピング・センター、スーパーマーケット、公共交通機関、相乗りカー、空港、病院、高齢者介護施設などではマスクを着用しなければならない。

 ただし、屋外ではマスク着用義務は適用されず、また、パブやクラブなどホスピタリティ施設ではワクチン接種義務により、未接種者は入場できないことから、これもマスク着用義務が免除される。

 教会などでの集まりでは、個別に未接種者の参加を禁じていることから、まだマスク着用が義務化されていないが、マウント・グラバットのヒルソング教会はすでに軽度の接触施設に挙げられている。

 未接種者が入場を禁止されているのは、パブ、バー、レストラン、喫茶店などのホスピタリティ施設、ナイトクラブ、コンサート、劇場、映画館などの屋内娯楽施設、スポーツ・スタジアム、テーマ・パークなど戸外娯楽施設、フェスティバル、州立美術館、博物館、図書館などの施設となっている。

 QLD州では、州内感染、海外感染、他州感染などで12月17日には20人、16日には22人の感染者が出ている。
■ソース
Authorities hope Qld mask and jab mandates will slow festive virus spread

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