高校卒業のスクーリーズ、バイロン・ベイで隔離指示
12月18日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州は、12月17日午後8時までの24時間にコロナウイルス検査で2,482人が新たに陽性と判定されたことを伝えている。また、バイロン・ベイに集まっていた高校卒業生の祝いのスクーリーズは、同地のホリデー・パークでアウトブレークがあったため、隔離を指示された。
また、18日の発表ではコロナウイルス感染者206人が入院している。17日発表では215人、16日発表では192人、15日発表では166人だった。
17日発表では入院患者のうち24人がICUに収容されていたが、18日発表では2人増えて26人になっている。また、そのうち9人が酸素吸入装置を着けている。
NSW州の陽性者発生数は17日には2,213人、死者1人、16日には1,742人であり、毎日徐々に増えていることが見て取れる。
亡くなった患者はシドニー都市圏南西部ジョージズ・ホール地区の高齢者介護施設、Gillawarna Village Aged Care Facilityに入居していた90代の女性で、同施設で感染していた。女性は完全接種済みだったが基礎疾患を抱えていた。同施設アウトブレーク関連死者はこの女性で4人め。
NSW州では12月17日午後8時までの24時間に137,149人の検査を行い、2,482人の陽性を発見した。
これまでのところ新たに41人がオミクロン株感染と判定されており、同株の感染者は総計226人になっている。
ただし、NSW州保健局は、2,482人の大部分がオミクロン株感染者と見ており、「感染者が爆発的に増えているため、患者の治療上必要な場合を除き、オミクロン株を判定するゲノム解析は行わないことになった。たとえば、デルタ株には効果があるが、オミクロン株には効果のない療法を採用する場合や、公衆衛生措置が必要とされる場合などにはゲノム解析が行われる」と発表している。
一方、一般州民に向けては、「1.5mの社会的距離を保てない場所ではマスク着用を勧める。また、コロナウイルスの症状がある場合には人混みに出る前に迅速抗原検査を自分で試してみることも望ましい」と語っている。
■ソース
NSW records 2482 COVID-19 cases, schoolies told to isolate in Byron Bay holiday park