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シドニー・ノーザン・ビーチーズで1人死亡、2人重体

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シドニー地域の猛烈な嵐で倒木などが通行人に当たる

 12月19日午後、シドニー地域に猛烈な嵐が吹き荒れ、特に被害の大きかったノーザン・ビーチーズでは屋根が吹き飛ばされるなどの被害も出ており、1人が死亡、2人が重体となっている。

 同日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日午後3時45分頃よりディー・ワイからフォレストビルまでに至る複数の地区で立木、電柱が倒れたり、屋根が吹き飛ばされるなどの被害を訴える通報があり、緊急救援局局員らが出動した。

 NSW州警察のパトリック・シャーキー警視の発表によると、ナラビーン地区ナラビーン・サーフ・クラブに近いオーシャン・ストリートでは立木が倒れ、電線にのしかかるなどして、駐車場に停まっていた女性3人の乗用車を押しつぶした。

 女性1人は現場で死亡しており、2人は重傷でロイヤル・ノース・ショア病院に運ばれたが重体。

 1日に何百件もの救援を求める通報が州緊急救援局(SES)や郡部消防局(RFS)に入り、局員やボランティアが出動した。

 NSW州警察は、停電した地区の住民と送電会社Ausgridとの間の連絡を引き受けるなどした。

 RFSでは、「午後3時30分頃にノーザン・ビーチーズを襲った嵐はちょっとした小型竜巻のような荒れようだった。フォレストビルではショッピング・センターの屋根がはがれて吹き飛ばされ、カール・カールでは建物の一部が倒壊した」と発表している。

 その後、シドニー都心部、シドニー空港、ハーバーブリッジ、ゴスフォード、モナ・ベール、ボンダイ・ビーチにかけての地域に雷雨が予報された。

 ノーザン・ビーチーズの住民は、「突風は5分から10分程度続いただけでまるで竜巻のようだった」と話している。

 ピットウォーター・ロード沿いがノース・ナラビーンからワリンガ・ロードまでの区間で停電しており、ドライバーに向けて、無用な外出を控え、自宅に引きこもっているよう呼びかけが出されている。
■ソース
One dead, two people critical after severe storm hits Sydney’s northern beaches

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