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シドニーのティーンエイジャー、航空機に「爆弾脅迫」

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ニュージーランドからの帰国が一転強制送還に

 オークランド国際空港でタクシーイング中のシドニー行きエア・ニュージーランドA320機内でインフライト・メッセージング・アップを使って、「爆弾脅迫」をしたシドニーのティーンエイジャーが強制送還処分を受けた上に$3000の賠償金支払いを命じられた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 1月9日夜、メケ・フィフィタ(19)は、離陸のために滑走路に向かっている機内でこの悪ふざけを書いており、同機が直ちにゲートに引き返した上で空港の警察に逮捕され、「航空機の安全に関して虚偽の情報を流した」民間航空法違反容疑で起訴された。

 同10日、マヌカウ簡裁で、フィフィタ被告人は、トンガからオークランド乗り継ぎでシドニーに帰国する途中、「面白いと思って」爆弾脅迫文を書いたと供述している。また、乗務員が「セキュリティ問題発生」とアナウンスしたので、自分の脅迫文が問題になったと直感したとも語っている。

 フィフィタ被告人のジェーン・ノースウッド弁護士は、「この事件は今世紀最大の愚行だが、被告人は自分の行為を恥じて悩んでおり、非常に反省している。ニュージーランドには家族もなく、このままマウント・イーデン刑務所に拘置されることは本人の安全が懸念される」と陳述した。

 アンナ・ジョンズ判事は、「フィフィタ被告人は実刑か科料刑相当であり、科料刑を強制することはできないが、即時賠償金額なら決められる。半分でも脳があれば、今のこの時代にこのような悪ふざけが少しもおかしくないことは分かるはず。被告人の行為のためにニュージーランドの納税者、緊急機関、オークランド空港が多額の負担を強いられた。推定額は何万ドルにものぼるはずだ」として、フィフィタ被告人に$3000の賠償を命じ、フィフィタの父親がシドニーからニュージーランドに支払いを行った。

 10日、NZ移民局職員が法廷に立ち会い、フィフィタ被告人のオーストラリアへの強制送還の便の手配を行うことになった。
■ソース
‘Grossly stupid’: Sydney teen deported from New Zealand after airline bomb threat

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