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新鉄道のドライバーレス列車が全線試運転

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シドニー北岸メトロ36km区間5月開通目指し

 シドニー都市圏北西部からチャツウッドを経由してシドニー都心部を縦断する新鉄道、メトロの第一期区間が開通しており、36kmの全区間をドライバーレスの列車の試運転が行われた。

 1月14日の試運転にはグラディス・ベレジクリアン州首相もチャツウッド駅で立ち会い、今後試運転を続けて4月ないしは5月の営業開始を目指している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 今後何週間もかけて列車運行システムや信号の試験を行い、すべてが合格した後に連邦の運輸安全管理当局の認可を得て初めて営業開始の日程が決められる。

 ドライバーレスの列車についても、ベレジクリアン州首相は、「シンガポールなど海外で信頼性と安全性の実績があり、メトロでも一旦営業が始まれば利用者は何の不安もなく利用すると思う。ドライバーレス列車は効率的だし、駅員は通常通りに配置する」と語っている。

 13駅のプラットフォームにはすべてスクリーン・ドアが完備されており、新造列車も予定の22編成のうち17編成がすでにインドから納入されている。

 メトロ北西線はベレジクリアン現政権自慢の鉄道建設計画であり、3月の州議会選挙ではベレジクリアン保守連合が選挙戦に利用することが予想される。

 同政権の21億ドルをかけたライト・レールは様々な問題を引き起こしたが、ベレジクリアン政権はメトロを表に立て、大規模な交通プロジェクトの建設を成功させる能力を宣伝することは想像に難くない。

 ベレジクリアン州首相は、「ラウス・ヒルからチャツウッドまでのメトロ北西線の公費は83億ドルの予算を少なくとも5億ドル下回っている」と強調している。

 メトロ建設第二期計画はシドナム駅からバンクスタウン駅までの13.5kmは在来のヘビー・レールの線路を使い、125億ドルの予算が計上されている。
■ソース
Driverless train runs full length of new Sydney line ahead of opening

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