アリス・スプリングス東方で携帯電話データ頼りに
2019年1月1日以来消息を絶っていたドイツ女性旅行者のモニカ・ビレンさんは2週間を過ぎて大規模な捜索活動は打ち切られ、少数で綿密な捜索が続けられいていた。
1月16日午後3時15分、ビレンさんの遺体が、最後に目撃されたと見られる場所から2.9kmの木の下で発見された。警察は、ビレンさんの携帯電話の通信事業者から提供されたデータを基礎に範囲を絞って捜索を続けていた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ビレンさんの足取りについては、1月1日にアリス・スプリングスから東に15kmほど離れたエミリー・ギャップでその姿が目撃されており、同2日にアリス・スプリングス市内でビレンさんを車に乗せ、少し離れた市内の公園前で降ろしたという証言が出ていたが、いくつかの事実関係からビレンさんが市内にいたのは1月1日までと考えられ、2日は証言者の勘違いではないかと警察では見ていた。
ポーリン・ビカリー警視は、「ビレンさんの死亡を家族に伝えるのは苦しいことだが遺体が発見され、一つの区切りが付いたということではホッとしている。
さらに「1月11日に行方不明届けが警察に出されて以来、不眠不休の捜索が続けられていた。ビレンさんの家族に悲しいニュースを伝えなければならないのはつらいが、ビレンさんの足取りは明らかになった。捜索にあたった警察官、北部準州緊急救援局、国立公園野生局、アリス・スプリングス・カウンシル・レンジャーらには心から感謝する」と述べている。
■ソース
Body of missing German tourist Monika Billen found in NT after police access phone data