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VIC、酷暑の州都、郡部で過負荷回避の計画停電

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25日午後には熱波も通り過ぎ、気温下がる

 1月25日、VIC州を熱波が通過し、酷暑の地域で一斉に空調などの消費電力が上昇、発電・変電所の過負荷を防ぐため、計画停電が行われた。

 しかし、熱波が東に去り、午後にはメルボルン市で摂氏40度超から30度未満に下がった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 メルボルンでは5年ぶりの高温とあって、Australian Energy Market Operator (AEMO)が送電会社に対して負荷制限を指示した。その後、州内の送電会社は送電再開の指示を受けている。

 VIC州ではギップスランド東部でブッシュファイアが発生しており、民家などを脅かしている。

 負荷制限は電力需要が供給を上回る危険がある場合、AEMOが送電会社に対して送電網の異なる地域を交互に計画停電するよう指示し、電力需要総量が発電・変電所の能力を超えて故障を起こすのをふせぐもの。

 AEMOでは、「約6万戸が2時間ほど影響を受ける。無事に終わるよう願っている。停電は一時的なものであり、すぐに回復する」と発表している。

 先にVIC州政府は、「電力消費量が莫大になっているが、負荷制限が必要になることは予想していなかった」と語っている。

 この日、メルボルンのタラマリン空港で気温が摂氏46度にまで達しており、その地区の最高気温を樹立している。また、午後には西から冷たい空気が流れ込んできており、ジーロンで44度から31度に、午後2時にメルボルン市内でわずか10分間で気温が摂氏42.3度から29.9度に下がっている。

 また、VIC州の北東部などの地域ではブッシュファイアが発生しやすい状況にあり、当局は旅行者にも注意を呼びかけている。
■ソース
Power outages hit Melbourne, regional Victoria as state swelters through extreme weather

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