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アボット元首相選挙区で自由党系無所属出馬表明

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元冬季オリンピック・スキー選手現役法廷弁護士

 1月27日、法廷弁護士のザリ・ステガル氏が、「トニー・アボットはワリンガー選挙区選挙民の意思を代表していない」として、無所属で同選挙区出馬の考えを明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同選挙区はすでにアボリジニの元ジャーナリスト、スーザン・モイラン=クームズ氏が無所属出馬を発表しているが、同選挙区は社会観では進歩的ではあるが、自由党の安定地盤であり、生え抜きの自由党系人士、ステガル氏がアボット氏の強敵になることは確実視されている。

 アボット氏は1994年以来同選挙区から連邦議会下院議員を務め、連邦首相にもなっている。

 ステガル氏は2002年まで冬季オリンピックに4度出場しており、1998年の長野冬季オリンピックではスラローム種目で銅メダルを獲得している。

 そのステガル氏が支持者に向けては、「オーストラリア政界で物わかりの良い中道の声を代表し、特に気候変動に対する懸念に対処したい。科学を受け入れ、行動する時だ」と語り、さらに、「長年ワリンガ選挙区は、自分の考えだけで行動し、変わることを拒み、また変わることができない人物を選んできた。彼は私たちの代表ではない」と語っている。

 また、電力料金についてもアボット氏と正反対に、再生可能エネルギーや揚水発電を活用することで発電コストを引き下げていく、と語った。

 同氏は、自由党右派とも労働党とも違う政策で経済の成長と投資を促すことで長期的な経済安定を目指し、医療特に精神衛生医療を発展させたい」と語っている。

 地元有権者のグループ、「Vote Tony Out」は、「ステガル氏はワリンガ選挙区にとって申し分ない候補者だ」として、支持を表明している。
■ソース
Zali Steggall to challenge Tony Abbott’s Warringah seat at 2019 federal election

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