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オドワイヤ、キーナン、スカリオン3大臣今期限り

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モリソン連邦政権自由党、相次ぐ閣僚級の政界引退

 1月25日、マイケル・キーナン福祉事業・デジタル化改革担当大臣が今期を最後に政界を引退すると発表した。

 さらに翌26日にはナイジェル・スカリオン先住民族問題担当大臣が今期を最後に政界を引退すると発表している。先週末にケリー・オドワイヤ雇用担当相が同じように政界引退の意を明らかにしたばかり。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙、ABC放送(いずれも電子版)が伝えた。

 政界引退の理由を、キーナン大臣は、「ひとえに家族が理由だ。今のままでは父親不在の状態であり、妻のジョージナがシングル・マザーとして家庭のことをすべて切り盛りしている」と語っている。

 自由党のデビッド・ブシュビー下院議員も辞意をもらしたが、1時間後には海外の任務を提示されている。オドワイヤ大臣はもっと子供と時間を過ごしたい、また3人目の子供が欲しいなどの理由で政界を引退すると発表している。

 25日夜、キーナン大臣が声明を発表し、「政治は誇るに足る職業ではあるが、困難で消耗の激しい職業でもある。また、家族へのプレッシャーは圧倒的なものがある。議員として、また大臣として懸命に務めてきたが15年間務めて、もう1期を務めることはできない」と述べている。

 スカリオン大臣は北部準州選出連邦上院議員で17年間の議員歴を持ち、その政策では成功も失敗もある。

 「3人は沈みかけている船を見捨てようとしているのではないか」との評価に対して、スコット・モリソン連邦首相は、「そのような評価は3人に対して思いやりに欠けるのではないか。3人の決心に敬意を示す言葉とは思われない」と反論しており、また、「次期選挙で保守連合の勝利のチャンスが削がれるのではないか」という評価に対しても、「彼らの政界引退はいずれも個人的な事情を示すものだ」と反論している。

 しかし、ショーテン労働党党首もリチャード・ディ・ナタリ緑の党党首も、「選挙が近づくにつれてさらに政界引退者が出るだろう。次期選挙で勝利する可能性の薄れた保守連合を閣僚が見捨てており、バックベンチもモリソン首相が保守連合の政権維持を信じていない証拠だ」と述べている。
■ソース
Major blow for Liberal Party as Michael Keenan announces he’s quitting politics
Indigenous Affairs Minister Nigel Scullion to become third minister to quit politics

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