アルゼンチンの家族を訪問中、容疑者の甥逮捕
オーストラリアの科学者、リリー・ペレグ氏とイスラエル在住の姉がアルゼンチンで死体となって埋められているのが発見され、二人の殺害容疑者としてペレグ氏の甥が逮捕された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ペレグ氏(54)はニューイングランド大学の微生物生態学教授であり、姉のピリア・サルシ氏(63)はイスラエル在住。二人はサルシ氏の息子を訪問してアルゼンチンのメンドーサ市に来ていたが、1月11日以来消息が途絶えていた。
しかし、26日になって、サルシ氏の息子、ギラド・ペレグの家の隣の空き地に埋められていた二人の遺体が発見された。
クローディア・リオス検事は、ペレグが殺人容疑で逮捕されたことや死因については司法解剖を待っていると発表している。
二人の捜索の経費を募る、GoFundMeのインターネット・ページは、家族のショックを伝えている。
ペレグ博士は、植物・土壌の微生物学研究で25年の経験を持ち、この分野での博士、学士課程などの学生の研究を数多く指導してきた。
博士は1998年にシドニー大学で博士号を取得し、ドイツのケルン大学で教えた後、2001年にニューイングランド大学に籍を移した。
また、ヨーロッパ・ジオサイエンス連合の土壌微生物学種の多様性小委員会委員長を務めたこともある。
■ソース
Australian scientist Lily Pereg and her sister found dead in Argentina, nephew arrested