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ワリンガ選挙区、ステガル出馬表明で無所属割れる

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「アボットと変わりない右派自由党」と左派系警戒

 トニー・アボット現連邦下院議員の保守化傾向が激しいため、経済保守優勢ながら、社会観では進歩的な有権者も多いワリンガ選挙区でアボット議員対抗馬として何人かの無所属候補者が名乗りを挙げているが、もっとも新しく名乗りを挙げたザリ・ステガル氏の評価を巡って他の無所属候補予定者の意見が割れている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 これまでに3人が無所属出馬の意図を表明しており、成り行き次第ではアボット批判票が割れて結局アボット氏が再選されることになる可能性がある。

 元スキー・チャンピオンで現法廷弁護士のステガル氏はもともと生え抜きのノース・ショア自由党系人士であり、アボット氏打倒を最優先して、アリス・トンプソン、スーザン・モイラン=クームズ両無所属候補の「連合戦線」を呼びかけていた市民グループ連合の支持を受けている。

 トンプソン氏はマルコム・タンブル前首相の元顧問という前歴があり、ステガル氏の出馬を歓迎しているが、先住民族出身のテレビ・プロデューサであり、アボリジニ活動家でもあるモイラン=クームズ氏の選挙参謀、バージニア・ローゲセン氏は、「私たちの見るところでは、ステガル氏支持者は草の根活動家を装った自由党不満派だ。自由党支持と無所属を同時に兼ねることはできない」と語っている。

 1月27日、ステガル氏が出馬表明した際に、「労働党には投票したことがない。現在の自由党に不満を持っている穏健自由党支持者の支持を求めている」と語っており、アボット氏を嫌っている金持ちの自由党員からの選挙資金を期待している。
■ソース
Warringah independents split on ‘Liberal-aligned’ newcomer Zali Steggall

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