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「ウィリアムズのマンガはメディア基準範囲内」

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メディアの苦情を審理する豪プレス・カウンシルの判断

 2018年9月の全米オープン・テニスで、大坂なおみがセリーナ・ウィリアムズを破ったできごとは記憶に新しいが、ウィリアムズが審判の警告を無視して3度抗議したできごとをカリカチュア化したマーク・ナイトの一コママンガがヘラルド・サン紙に掲載された。

 このマンガには世界中から人種差別、性差別とする批判が殺到し、また、メディアに対する苦情を審理する豪プレス・カウンシルにも訴えが出されていた。

 2月25日、同カウンシルは、「ナイトのマンガに不快感を感じる人はいるが、マンガそのものはメディア基準に違反していない」と判断を下した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マンガは、ウィリアムズが壊れたラケットに地団駄を踏んでおり、横におしゃぶりが落ちている。背景で審判が大坂なおみに、「彼女に勝たしてやれないか?」と言っている。このマンガのウィリアムズの姿が白人社会で使い古された「黒人」の絵そのものだったことから、作者、ナイトの偏見を批判する声が高まり、ワシントン・ポスト紙は、「19、20世紀のアメリカで一般的だった黒人の人間性を無視したジム・クロウ・マンガそのものだ」と批判している。これに対して、ナイトは、「ジム・クロウ・マンガについてまったく知識がない」として、ワシントン・ポスト紙の批判に反論している。

 25日の発表で、同カウンシルは、「このマンガに不快感を感じる人はいるが、『かなりの不快感、心痛、偏見を引き起こす』というメディア基準を超えるものではない」との判断を発表した。

 同カウンシルは、「訴えでは、マンガがウィリアムズの特徴として大きな唇、平たく広い鼻の他、髪をアフロ・スタイルのポニーテールとして描いているが、試合当時の髪型ではない、また猿のような姿勢で描いていることが指摘されている。また、歴史的に人種偏見のこもったアフリカ系アメリカ人の描き方という文脈でこのマンガを判断すべきだという意見もあった。しかし、このマンガの出版がメディア基準に違反していたとは考えない」と述べている。

 ナイトは、「また同じことがあっても違う描き方をすることはない」と語っている。
■ソース
Controversial Serena Williams cartoon did not breach media standards, Press Council finds

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