女性救出に来た警察官2人を襲い重傷を負わせる
メルボルン南部のセント・キルダで女性が襲われているとの通報で出動した警察官2人が暴漢を逮捕しようとしたところを集団で襲い、押し倒した上に繰り返し頭を路上に打ちつけて傷を負わせ、逃走していたグループの男3人と女1人が逮捕された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
警察官1人は外科手術を要する重傷を負っている。
トニー・シルバ警視は、「警察官を襲ったグループは卑怯な獣じみた連中だ」と語っている。
暴力行為の現場を目撃者が携帯電話でビデオ撮影、警察に提出しており、警察がテレビ・ニュースを通じてビデオを公開した。
シルバ警視は、「ビデオで分かるとおり、暴漢の1人が警察官を押さえつけ、上に乗って警察官の頭を路上に打ちつけている。まるで獣だ。30年間警察に勤めてきて、立派な人間も見てきたし、最悪な連中も見てきた。このビデオで分かるのは彼らが最悪な連中だと言うことだ」と語っている。
警察官はカプシカム・スプレーを使って攻撃を防ぎ、1人を現場で逮捕、他の3人を数時間後にセント・キルダの男(26)、ラングワリンの男(27)と女(26)、フランクストンの男(38)が逮捕された。
シルバ警視は、「事件当時、数人が警察官を助けるために駆けつけた。そのおかげで警察官はそれ以上に深刻な負傷をしなくて済んだ」と語っている。
警察官1人は腕に重傷を負っており、外科手術をしなければならない。またもう1人の警察官は挫傷や腫れがひどく、病院に運ばれたが即日退院している。
■ソース
Four arrested over St Kilda assault on police where officer’s head was ‘smashed against the ground’