NSW州議会選挙投票日まであと2週間足らず
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、NSW州議会選挙投票日まで2週間足らずに迫っている時期に最新の世論調査で野党マイケル・デーリー労働党支持率が与党グラディス・ベレジクリアン保守連合を上回ったと報じている。
労働党と保守連合の支持率は二党択一の質問で51対49と労働党がわずかにリードに転じたとしている。また、首相適任者の質問でもデーリー氏がリードしている。
3月10日、自由党と労働党がそれぞれ23日の投票日に「勝たなければならない選挙区」で選挙開きをしている。
サン・ヘラルド紙がUComms/ReachTelに委託して3月7日夜にNSW州全域の1019人を対象に実施した世論調査では、「労働党は十分に野党期間を過ごした」と考えている有権者は43%をわずかに上回る程度なのに対して、「労働党はまだ政権を取るには早い」と考えている有権者は48%にのぼっている。
また、回答者の44%が、「モリソン連邦政権の政策がNSW州議会選挙の投票に影響すると考えている回答者は44%にものぼっている。
今回のNSW州選挙はきわどい戦いになっており、6議席を失うと少数派内閣に転落し、諸派無所属議員の協力を受けなければ政権を維持できない。一方、労働党は9議席を取ってようやく少数は内閣を組織できる。
また、選挙争点になっているシドニー・スタジアムについても、ベレジクリアン州首相は、「全速力でムア・パーク・スタジアムの解体を進める」と発表した。一方、デーリー党首は、「スタジアム再建経費の公費負担には反対」としており、世論調査でも52%が反対している。
■ソース
Labor leads Coalition in poll two weeks before NSW election