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シドニー地域南西部各所で激しい雷雨が荒れる

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夕方の帰宅ラッシュ時にゴルフ・ボール大の雹も

 3月14日午後から夕方の帰宅ラッシュ時にかけてシドニー地域南西部で激しい雷雨が荒れた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日、気象庁(BoM)は、シドニー都市圏の一部、イラワラ地域内陸のウォロンディリー、ウィンジキャリビー、大ウロンゴン都市圏などに激しい雷雨の警報を発していた。また、シドニー都市圏には3月15日も15mmから45mmの降水量が予報されている。

 14日にはブルーマウンテンのグレンブルック地区では直径6cmの雹も観測されており、BoMでは、ホーンズビー、パラマッタ、ワラガンバなどの地区上空の「非常に危険な雷雨」がレーダーに映っていると警報を発令していた。また、BoMによればスタンホープ・ガーデンズ、ケリービルでも直径4cm以上の雹が観測されている。

 この雷雨は東に移動し、シドニー都市圏、リバプール、ペンリス、バンクスタウン、フェアフィールドなどに激しい雨や雷をもたらし、ボンダイ・ビーチ沖に去った。

 シドニー地域が襲われる前には内陸のゴルバーンに近いマレーズ・フラットでは2時間の間に82mmの雨量があった。

 NSW州緊急救援局(SES)では630件の救援要請電話を受けており、そのうち350件でボランティアが出動した。特にブラックタウンでは100件、ゴルバーンでも33件の電話があった。そのほとんどは倒木か屋根の雨漏りだった。また、ウロンゴンでは洪水に浸かった車から1人を救助している。

 シドニー国内空港では最高90分の遅れが出たが、国際空港では遅れはなかった。しかし、バージン・エアラインズの乗客には、「空港周辺の雷のため飛行機が離陸できない」との案内があった。しかし、空港側はフライト状況についてはそれぞれの航空会社に問い合わせるよう呼びかけている。
■ソース
Sydney cops drenching as severe thunderstorms and hail hit during commute

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