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キャンベラの花火大会で打ち上げ花火が暴発か

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湖上のはしけが火の粉に包まれる

 3月16日夜、キャンベラのバーリー・グリフィン湖畔で開かれていた年恒例の花火大会、Skyfireで打ち上げ花火が暴発、はしけは火の粉に包まれ、湖岸で見ていた観客があわてて避難する騒ぎになった。幸い、負傷者は出なかった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 湖岸で見物していた観客は事故の様子について、「花火がこちらに飛んでくると思った」と証言しているが、打ち上げ花火を主催したラジオ局Hit 104.7は、「午後8時30分に打ち上げ花火が始まってから、一つの筒が不調に陥ったため、周辺の芝生に火の粉が落ちた」と発表している。

 たまたま事故の様子を捉えたビデオでは、観客の一部が打ち上げ現場を背にして走り逃げており、また、悲鳴も聞こえる。

 ラジオ局は、「花火師は、事故の際の手順通り、不調に陥った筒を直ちに動作不能にした」と発表している。

 湖畔でパートナー、8歳と6歳の2人の子供と打ち上げ花火を見物していた女性は、「水際に座っていた。何が起きているのか全然分からなくてパニックになった。火の粉が降ってきたからピクニックの毛布を家族の上にかぶせた。爆発音が聞こえて花火が私達の方に飛んでくるように見えたからあわてて伏せた。それから子供と一緒に起き上がって走って逃げた」と語っている。

 さらに、「ニュージーランドであんな事件が起きたばかりだから、みんなちょっとピリピリしていたのかも知れない。だから爆発音で大騒ぎになったのかと思う」と語っている。

 はしけは動作不能にされた筒が傾いて並んでおり、ACT水上警察が立入禁止措置を取っている。また、打ち上げを担当したフォティ・インターナショナル・ファイアワークスのフォーチュネート・フォティ氏は、「35年間仕事をしてきたがこんな事故は初めてだ。会社でも事故原因を調査し、当局に報告を提出する」と語っている。

 また、「筒は1本ずつがキーによって制御するようになっており、不調があった場合には直ちに動作不能にすることができる」と語っている。

 ABC放送の問い合わせに対して、ACT警察は、「この事件の調査はしていない。また救急隊も待機していたが救急活動の必要もなかった」と発表している。
■ソース
Barge explodes at Canberra fireworks event Skyfire

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