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デーリー氏、NSW州労働党党首辞任を発表

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混乱避け、5月連邦選挙後に州党首選実施

 NSW州議会選挙で人種偏見失言と政策予算失念で大敗の一因をつくったマイケル・デーリー州労働党党首は、党首職を辞任すると発表した。

 2019年には5月に連邦選挙が予定されており、州労働党もそれまで一丸となって選挙戦に取り組む必要があるため、州労働党党首選は連邦選挙後に持ち越される。それまでは「党首代行」となる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 自由党筋がABC放送に語ったところによると、労働党党首選ではコガラ選挙区のクリス・ミンズ議員、ストラスフィールド選挙区のジョディ・マッケイ議員が名乗りを挙げると見られており、また、デーリー議員も党首選には再度立候補すると発表している。

 また、ペニー・シャープ副党首が党首代行を務める。

 ルーク・フォリー前州労働党党首がABCジャーナリストに対するセクシャル・ハラスメントで失脚した後に党首に選ばれたデーリー氏はわずか19週間の党首だった。しかし、選挙投票日直前まで自由党とは互角の支持率だったにもかかわらず投票日数日前に致命的なビデオが保守連合側から暴露され、ブルーマウンテンの労働党の集まりで、「若いオーストラリア国民がシドニーから逃げ出し、その後に博士号を持ったアジア人の若者が入り込んできて仕事を奪う」と発言していたことが広まると労働党の安全地盤選挙区でも大きく得票を失った。

 デーリー氏は発言について、「言葉を間違った」と謝罪しており、記者会見でも、「私を知る者は私が人種差別者ではないことも知っている。私は進歩派だ。あの場でもっと適切な言葉を選ぶべきだった」と発言している。

 NSW州選出連邦労働党のジェニー・マカリスター上院議員は、「デーリーは正しいと考える決断をしたのだろう。今は全員が連邦選挙に向けて全力を尽くす時だ」と語っている。
■ソース
NSW Labor leader Michael Daley steps down, says he still wants top job

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