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「射撃党に負けないよう国民党は右シフトすべし」

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バーナビー・ジョイス前国民党党首が発言

 3月26日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、バーナビー・ジョイス前国民党党首が、「射撃遊漁農民党に票田を奪われないよう、国民党は右シフトすべきだ」と発言したことを伝えている。

 ジョイス議員は、「射撃党が得票を伸ばし、国民党の地盤を浸食している状況は、政府が石炭火力発電所建設や、(1938年から1947年まで計画されたまま廃案になった、QLD州北部モンスーン地域の河川の水をトンネルや送水管でSA州北部まで送る灌漑用水建設)ブラッドフィールド計画を復活すべきだということを示している」と語った。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙、エージ紙に向けて、マイケル・マコーマック連邦国民党党首兼連邦政府副首相を暗に批判する言葉で、「農村部の有権者は、政府の水源政策で河川の水が環境保護に回され過ぎであり、町の生活を破壊していると考えている。彼らの怒りは正当であり、国民党は彼らの声を真剣に考えていることを示さなければならない」と語っている。

 さらに、「農村では樹林伐採にも規制が多すぎると考えており、銃砲所持にも規制が多すぎると考えており、自分の土地で何をするにしても規制が多すぎると考えており、また、都市部の有権者は、農村部の住民に規制をかけることで自分達の罪悪感を軽減しようとしている」と発言している。

 また、「そういう考えは正しいのか?」と質問されたジョイス議員は、「正しいとか正しくないとかという問題ではない。現実にそのために国民党は射撃党に議席を取られたではないか。農民が仕事を失い、収入を失っているのは事実だ。彼らは経済的苦境に怒っている」と答えている。

 NSW州中北部海岸地域のライン選挙区選出のデビッド・ガレスピー国民党議員は、射撃党の脅威を大げさに騒ぎ立てることには慎重だが、火力発電所建設やマレイ=ダーリング水系灌漑用水計画改定の考えは支持しており、「灌漑用水取水農家が元凶のように言われているが、彼らが旱魃を引き起こしたのではない。水源は環境用水に抑えられている。食糧生産農家を維持するために環境用水を灌漑用水に振り分けることが道理ではないか」と語っている。
■ソース
Barnaby Joyce says Nationals must shift to the right to counter Shooters threat

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