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エアアジア、ブリスベン・バスの広告「不適切」と謝罪

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バンコックへのセックス観光をほのめかす内容が話題に

 ブリスベンの市バスのボディに大きな文字で、「Get off in Thailand」と書かれたエアアジアの広告が話題になり、「不適切な広告」として、同航空会社が謝罪、撤去することを約束した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 「get off」には「降りる」という意味もあるが、他にも性行為に関する意味がある。

 この一行の下に、「Fly direct from Brisbane to Bangkok」とあり、ブリスベンからバンコックに行くというのが、タイへのセックス観光をほのめかす二重の意味を持ってしまっている。

 そのため、オーストラリア人がタイの人々を性的搾取することを軽い扱いにしてしまっているとの批判が出始めていた。

 国内の広告内容を規制する「Ad Standards」は、「バスのボディの広告に対してはまだ苦情を受けていないが、広告板の同じ広告については1件苦情を受けている」と発表している。

 ただし、ブリスベン空港の広告板には問題の広告が掲示されたままになっているが、空港側は、「最優先で撤去する手続きをしている」と発表している。

 「Collective Shout」団体の広報担当者、メリンダ・リゼウスキーさんは、「3月22日夜にウェスト・エンドで友人と食事をしていて、向かい側に停まっているバスのボディ広告に気づいた。写真を撮って団体メンバーに送ったところ、広告が、「タイにセックス観光をそそのかす内容」ということで意見が一致した。ある調査論文では、西洋諸国からタイに年間25万人の男がセックス観光に出かけ、女性や子供を性搾取している。あのような広告がブリスベンのバスに掲示されるというのはひどい話だ。あのような広告についてはうっかりした間違いで済ませられるとは思わない」と語っている。

 エアアジア社は、「2019年2月からブリスベン・バンコック間に新直行便ルートが開設された。キャンペーンは既に終わっており、市内では広告は既に撤去されている。当社は一般社会の考えを真剣に考えており、今回の広告問題には心の底からおわびしたい」と語っている。
■ソース
Airline apologises for ‘inappropriate’ advertisement on Brisbane buses

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